2014年07月26日

あこがれの上布いろいろ〜その1(宮古上布-1)

灼熱の東京です

夏になると

気になるのが上布

実は・・・先日の京王百貨店のイベント

かわの屋さんで出会った一枚を買っちゃいました

(裄のお直しをお願いするので
お披露目は来シーズンになるかもしれません。)

その時に、能登上布ということで購入したのですが

仕事のついでに、お直しのサイズをお伝えしにお店に行ったときに

店長さんに縦横ラミーなのかどうかを拡大鏡で見ていただいたところ

横糸は手績(てうみ)の苧麻であることが判明・・・

証紙があるわけではなかったので

「能登上布ということで出したけど、
断言はできないけど、たぶん会津上布だと思うわ。すごくいいものよ」とのこと。

私はラッキーだったらしいのですが

会津上布は聞いたことがありませんでしたし

「八重山上布も縦はラミーよ」という言葉も気になったので

またちょっと調べることにしました。

わかったことを気長に書き留めていきますので(for meです)

興味のある方は読んでみてください。


まずは宮古上布から・・・

今ちょうど

楽天に出ている宮古上布の帯の

京都きもの市場さんの

説明がとても詳しいのですが

すぐリンクが無効になってしまうので

(続きを読む)の部分に抜粋させていただきます。



宮古上布は日本四大上布のひとつ
昭和53年には国の重要無形文化財の指定を受けています。

宮古には、「宮古織り」「宮古麻織」「宮古苧麻布」「宮古上布」があります。
生地端に名前が織り込まれますが、それぞれ素材が異なってまいります。

 「宮古織り」 → 経糸:木綿 緯糸:ラミー(縞模様中心)
 「宮古麻織」 → 経・緯糸:ラミー(縞模様中心)
 「宮古苧麻布」 → 経糸:ラミー 緯糸:手績み苧麻糸(ブー)
 「宮古上布」 → 経・緯糸:手績み苧麻糸(ブー)100%

 ※ラミー=機械で紡績した麻糸

宮古島織物紀行の宮古上布の規格のページ

重要無形文化財指定の宮古上布は

縦糸も横糸も手績(てうみ)の苧麻であることが条件になっています。

ラミーを使った宮古麻織が問題になったこともあるようで

【結城屋】きもの博物館50上布にそのことが書かれていました。

宮古上布(みやこじょうふ)重要無形文化財指定要件

すべて苧麻を手紡ぎした糸を使用すること。
絣模様を付ける場合は、伝統的な手結いによる技法又はてくくりによること。
染織は、純正植物染であること。
手織であること。
洗濯(仕上げ加工)の場合は、木槌による手打ちを行い、使用する糊は、天然の材料を用いて調製すること。


宮古織物事業協同組合


参考までに

ステキな上布がかわの屋さんのブログに紹介されています。

八重山上布
越後上布と宮古上布
会津上布




永い歴史を持ちながら…
存続が危ぶまれて久しい幻の織物、宮古上布。
着物好きが「いつかは…」と憧れる、織りの宝でございます。

日本四大上布のひとつに数えられるなめらかな仕上がり。
400年前、琉球王朝から功績を認められて栄進した夫のために妻が上布を織り、
お礼の意味で王に献上したのが、宮古上布の始まりとされております。
格調高い品位にあふれ、昭和53年には国の重要無形文化財の指定を受けています。

宮古には、「宮古織り」「宮古麻織」「宮古苧麻布」「宮古上布」があります。
生地端に名前が織り込まれますが、それぞれ素材が異なってまいります。

 「宮古織り」 → 経糸:木綿 緯糸:ラミー(縞模様中心)
 「宮古麻織」 → 経・緯糸:ラミー(縞模様中心)
 「宮古苧麻布」 → 経糸:ラミー 緯糸:手績み苧麻糸(ブー)
 「宮古上布」 → 経・緯糸:手績み苧麻糸(ブー)100%

 ※ラミー=機械で紡績した麻糸

宮古上布は、まず糸づくりからその製作工程がはじまります。
大事に育てた苧麻の繊維を指や爪を使って細く裂き…
それを指で丁寧に撚り、紡いで糸にしていきます。
その糸は、織りあがりの図案にそって絣括りされ、天然染料の藍によって染色。
そしていよいよ、根気強く手織りされるのです。

そうして布となった宮古上布の最後の工程は、糊付けと砧打ちです。
この仕上げの加工を「洗濯」と言い、洗濯された宮古上布の生地は、糸ムラがなくなり、蝋引きしたような艶としなやかさが生み出されます。

砧打ちをして光沢を出し、親子三代物と言われるほど、丈夫で長持ちする。
原料の麻の生産から最後の工程まで、全てが手作業で行われます。
一点に相当な時間を要するのも、おのずとお分かりいただけましょう。

年間に本当にわずかしか製作されないお品であり、
またお着物と同じ制作工程のお品ですから、
帯といえどもかなりの高級品となってしまいます。

激減する創作数。
それは、宮古上布の織り手や苧麻績み者が高齢になり、原料である苧麻が足りないこと、また高度な技術を習得するのに長い年月がかかり、若い技術者が育ちにくいということなどがあるようです。
現在、宮古上布従事者は約80名、内、専業従事者は、約20名。
宮古上布だけを織っていては生活できない状況と言われております。

貢納布としての厳しい歴史、生業としての宮古上布づくりのの難しさ。
職人の死亡や高齢化によって、年々「幻」となっていくその織技。
心を込めて創作されたものであることを感じ取っていただければと思います。

  草から績まれた一本の糸が人の手と手をつなぎ、
  心と心を織り成してうまれた布。
  芋麻の栽培、糸績み、織り、砧打ち、悠久の時をこえた伝承のいとなみ。
  草木に染まり、風をはらみ、光を宿す大地の布だ。

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kimononetsu at 13:59│Comments(4)知りたいを調べる | 欲しいものリスト

この記事へのコメント

1. Posted by リリー   2014年07月27日 01:12
さすが、kimono熱さま
見る目がありますね
2. Posted by 龍 更紗   2014年07月27日 07:44
リリーさん、見る目があったかどうかわかりませんが(笑)初日の夕方だったので、プチプラのお買い得品がけっこうあって、それを3つぐらい取り置いているときに、なぜか突然目の前に現れたのがその上布で、どうしてそれを見ることになったのかよく覚えてないんですけど、「同じ上布でもこれはすごく生地がいい。色も珍しい」と言われておすすめされたものです。顔写りもよかったし、とにかく魅力的だったので・・・迷った末に他を全部やめて、上布だけを買いました。
焦げ茶地に細かい縞模様(白など)の着物です。どこの上布か、というのは全然考えてなくって、すごく好みの色と手触りだった、というだけなんです。日頃の行いがいいから?かも(笑)
3. Posted by としちゃん   2014年07月28日 06:54
上布というのもいろんな種類があるんですね〜。
後でもう一回、じっくりと読ませていただきますね。
南のほうの布は涼しいとは思うのですが、どうも茶系の色合いが私にはマッチしなくて、あまり購買意欲が湧いてきませんでした。
京王のイベントでは、1080円という紗の無地着物を買っちゃいました。ちょいと身幅が広いのですが、夏は大き目のほうがいいかな、なんて適当な理由を付けて買ってしまいました。
もっと普段着がほしかったのですが、初日に全部、売れてしまったとのことでした。セールはやはり早い者勝ちなのね。
4. Posted by 龍 更紗   2014年07月28日 17:54
としちゃんも京王のイベント行かれたんですね^^ 1080円のコーナーは大勢のひとで賑わっていたので見なかったのですが、掘り出しものあったんですね〜気軽に着れていいですね。
上布については全然知らなかったので、買ってから勉強してます(よくあるパターンです)上布もいろんな色があるので、としちゃんにぴったりのものがあると思いますよ

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