招き猫京都1日目〜その2

2010年05月04日

京都1日目〜その1

UNI_0257招待された、池田重子さんと岡重の社長さんとのトークショーは

予想に反してとてもいいお話が聞けました

大正生まれの池田重子さんの凛とした、張りのあるお声と

聡明な話し方が印象的です。

私が携帯にメモったごくごく一部をご紹介しますね。


 「まず自分が楽しむこと、そして他人(ひと)も楽しませる 
  ただし、その環境の中でしっくりくるもの(TPOを考えて)を。」

 「季節を取り入れた装いをすること
  季節のものが何もなければ、季節の花の色を襦袢などの隠れたおしゃれに
  取り入れる(ex桜色、藤色)」

池田重子さんのこの日の八掛は菖蒲柄
岡重社長の羽裏は 黒地に真っ赤な柏の葉柄、おふたりともさすがです

 「京都はすごいところ・・・昔、京都の嫁入り道具の12ヶ月の柄(12枚)の
  けだし(腰巻)を見たことがある。」

 「帯留めコレクションは、名もなき職人の技が本当に素晴らしい。
  出遭った時に胸がドキドキするものをコレクションしている。」
 
 「私の子供のころは、真っ白の半衿をつけるのは冠婚葬祭のみ。   
  普段はごく淡い色合いの半襟だった。白の半衿はキツイ感じになる。」

今は半衿は白が当たり前ですが、池田先生は白は使わないみたいですね。

 「色数の少ないコーディネートをする」

 「帯留めというのは、『画龍点睛』 最後に龍の目を入れるようなもの。」

池田先生は柔らかものを着ないそうです。この日は黒の結城でした。
喪服も結城紬だそうです。


 「私は一番華やかな昭和元禄の時代に生きたから幸せ。
  審美眼を養うには、いいものを見る、広くいろんなものを見ることが大切
  子供の頃、横浜からハイヤーで毎月歌舞伎座へ行った。
  当時の歌舞伎座は社交場で、最前列の芸者さんの後ろに 
  その時代の、一世を風靡した人達(白州正子さんとか)が並んでいた。
  こういう経験が私を作り上げたと思う。」


  「京都のはんなりと東京の粋(野暮と下品のはざま)」

  「満開のさくらの美しさ(明日散る)
   羽織りが落ちそうな姿が玉三郎の美しさ」

ほんとうに伝えきれないのが残念ですが

ステキな人生の大先輩、こういう女性を知ることが大事だと思いました。

BlogPaintBlogPaint
会場に飾られた池田先生所蔵の公家の子供の着物と

岡重所蔵の鯛の羽裏

羽裏はネクタイを選ぶようなものだそうです。

岡重所蔵の古い羽裏は500点ほどだそうですが、

この鯛柄のように復刻して販売されている柄は少し。

BlogPaintたまたま会場の出口で池田先生と遭遇

写真を撮ることができました。

足をいためてらした先生はこの日は車椅子で。

たまたま隣の席だった日本髪(自毛)の美女と一緒に。

彼女と三日目同行したのですが、その話はまた。


kimononetsu at 09:53│Comments(0) 日記 

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